今までの不具合

ハイラックスサーフのクラッチディスクを交換して10日程経過したことでしょうか?

ハイラックスサーフを後退させるためにミッションのギアをバックに入れてアックセルを吹かすと、カタカタカタ...と突然異音が発生!

またかよ!

と思いながらマフラー・タイコ部のステーを点検するが異常なし!

実はこの手の異音は今までに2回ほど経験しており、そのときはマフラー・タイコ部とマフラー管とを補強しているステーの溶接割れが原因でした。

それならクラッチディスクを交換したときにミッションを下ろしているので、ブッシュ類の入れ忘れやズレ、ナットやボルト類に緩みがあるのではないかと思い、ハイラックスサーフの車体下側に潜り込んで点検すれがこれまた異常なし!

じゃあ、異音の原因は何なのか?

異音の発生源を特定するためにエンジンをかけ、ミッションのギアを入り切りして異音の発生状況を観察してみると、ある特徴があることに気が付きました。

異音が発生するのはミッションのギアをバックもしくは1速に入れて、ハイラックスサーフを前進もしくは後進させたときだけに限られるのです。

っていうことはミッションが原因か!

クラッチディスク交換のためにミッションを一度外していることもあり、十分に考えられる原因です。

ハイラックスサーフのマフラー その1

これはクレームで処理しなければと思いながら、ハイラックスサーフ後部を下側から眺めていると、

あれっ、なにやらマフラーの接続部が黒く変色している!

近づいてよく見てみるとマフラーのフランジ部を接続している2対のナット・ボルトのうち、片一方のナットがないではないですか?

ナットがない、しかも接続部が黒く変色しているということは、ディーゼルエンジンの排気ガスがフランジ接続部から漏れ出し、その影響でマフラーと車体が共振したのでは?

ハイラックスサーフのマフラー その3

異音の発生源がわかればあとの対処は簡単です。今まで付いていたボルトを外して、新しいボルト、ナットに交換するだけ。

交換後、ハイラックスサーフを運転してみると異音はものの見事に発生しません。これにて一軒落着!

ハイラックスサーフのマフラー その2

ちなみにこれがマフラーについていたボルトです。金属疲労で見事に破断しています。

クラッチが滑って走行不能になった管理人のハイラックスサーフ!

部品代と工賃込みで数万円の出費で一件落着!

のはずだった...

実はこの話には続きがあって、もうひとつ高価な部品を変えるはめになっちゃったんです。

その部品はエンジンの回転を滑らかにするための円盤、フライホイールです。

フライホイールは はずみ車 とも呼ばれ、エンジンの出力変動を抑制し、回転を安定化させる働きがあります。フライホイールはエンジン下部にあるクランクシャフトに取り付けられており、フライホイール表面にはクラッチを入り切りするためのクラッチカバーやパイロットベアリングなどが取り付けられています。

フライホイールはただの円盤ですから、破損などによる交換することは滅多にありません。

ハイラックスサーフのフライホイール

ところがハイラックスサーフのフライホイールはエンジン側とミッション側とに2分割されており、その二つのフライホイールは円筒状のゴムでつながれているのです。

上記図からもわかるように、ハイラックスサーフのディーゼルエンジンで生み出された動力が直接円筒状のゴムを中継してタイヤに伝わるのですから、走行中は常に円筒状のゴムに"ねじれ"が発生するということです。

そんな過酷な環境におかれているフライホイールですから、いつかゴムが劣化して破断という事態に陥っても不思議ではありません。

その状態が管理人のハイラックスサーフだったのです。

クラッチ交換を頼んだ業者の話によると、ミッションをおろしてクラッチ室内部を覗いたら、二重構造になったフライホイールのゴムが裂けてクラッチ室内部が油まみれになっていたそうです。

円筒状のゴム内部には変速時のショックを吸収するための緩衝材(油・グリス状のもの)が封入されています。

そのためクラッチディスクの交換自体は1日で終わるはずだったですが、フライホイールを注文していなかったため数日待つことに...

それにしても、

ハイラックスサーフのフライホイールは何で高いんだ〜


  • ハイラックスサーフ185型前期のフライホイールの価格
  • 75000円
  • (数年前までは65000円でしたが、鋼材が高騰しているので現在は値上がりしています。)

  • 今回の修理代
  • クラッチ関連部品 31700円
  • フライホイール 75000円
  • 工賃
  • 合計 15万円オーバー

(ハイラックスサーフが走行不能編 終わり)

クラッチとは、エンジンとミッション(変速機)の間に取り付けられている動力伝達装置のことです。クラッチを操作することにより、エンジンのパワーをミッションに伝えたり、遮断したりすることができ、クルマの発進時、停止時、変速時には欠かせないものです。

エンジン側の動力は、クラッチ・ディスクと呼ばれる摩擦材を介してミッション側に伝えられます。クラッチ・ディスクはクラッチの入り切り、特に半クラ時の摩擦で徐々に減少し、最終的には摩擦力が働かず、ミッション側に動力が伝達できない状態になります。

この状態が今の管理人のハイラックスサーフのクラッチです。通常、クラッチディスクの厚みが摩擦によって減少すると、徐々に摩擦力が弱くなり、エンジンからの動力がクラッチでロスしてミッション側に伝わる動力が減少します。この状態をクラッチが滑ると呼んでいます。クラッチが滑り出したら、クラッチディスクが磨耗している証拠なので交換が必要となります。

クラッチを交換するには、プロペラシャフトを外してミッションを下ろす必要があるのですが、あのハイラックスサーフのミッションを一人で下ろすのはいくらなんでも無理です。
なので今回は民間の車屋に頼みました。

いろいろクラッチの交換作業について調べてみたら管理人でも交換できそうだったのですが、問題はハイラックスサーフのミッションをどのようにおろすか?大人数人がいればできそうだったのですが...
ブログ的にはいい記事なのですがね!

ハイラックスサーフ185型のMT車は、潤滑オイルを使用しない乾式タイプのクラッチを採用しています。以下の図は乾式タイプのクラッチの動作を説明したものです。(わかりやすく説明するために、実際のクラッチとは異なる箇所があります。)

ハイラックスサーフのクラッチの構造

エンジンの動力を伝達するクランクシャフトには、はずみ車効果でエンジンの回転を滑らかにするためのフライホイールが取り付けられています。フライホイールとミッション側に動力を伝達するためのシャフト(軸)は物理的にはつながっていますが、フライホイールの回転にあわせて一緒に回ることはありません。

フライホイールの中央には、パイロットベアリングと呼ばれるミッション側のシャフトを支持するためのボールベアリングが入っています。ベアリングはシャフトの回転を滑らかにするものなので、フライホイールとミッション側のシャフトが一緒に回転することはないのです。

ミッション側への動力伝達は、クラッチカバー内部にあるクラッチディスクをフライホイールに押し当てること、つまり摩擦力によるものなのです。その摩擦力によりクラッチディスクが回転し、クラッチディスクの中心部にあるミッション側シャフトも回転するのです。

エンジンの動力とミッション側シャフトの伝達は摩擦力によるものですから、もしエンジン側の回転とミッション側の回転にズレがあっても、クラッチディスクがフライホイール上で滑ることにより回転のズレを吸収することが可能となっています。この回転のズレは変速時や半クラ時に発生し、特に半クラ時は回転のズレが大きいのでクラッチディスクが一番磨耗しすいのです。半クラを多用するとクラッチの磨耗が早くなるといわれるのはこのためなのです。

ちょっと話がそれましたが、クラッチディスクはミッション側のシャフトに取り付けられていますが、軸長手方向に移動可能な構造となっています。クラッチディスクをフライホイールに押し付ける力は、クラッチカバー内にあるダイヤフラムスプリングと呼ばれる一種のバネの伸縮力によるものなのです。

もしバネが縮んで押し付け力がなくなると、クラッチディスクはフリーな状態となりミッション側に動力を伝えることが出来ません。これがクラッチを切った状態です。

上図を見てもわかるように、クラッチを切るためにはクラッチカバーの中心付近にあるギザギザ状の爪を押さなければなりません。このギザギザ状の爪を押す役目をするのが、運転席足元のクラッチペダルと連動したレリーズベアリングなのです。

参考までに、クラッチディスク交換時にはクラッチディスクのみではなく、クラッチカバー、パイロットベアリング及びレリーズベアリングの交換が推奨されています。

  • ハイラックスサーフ185型前期のクラッチ関連部品の価格
  • クラッチディスク 13000円
  • クラッチカバー 16000円
  • パイロットベアリング 700円
  • レリーズベアリング 2000円
  • 合計 31700円 + 工賃(4万円程度から?)

参考になったサイト
サーフのミッションO/H

(続く)

クラッチ・ディスクの磨耗により走行不能となった管理人のハイラックスサーフ!

実は、いきなり走行不能になったわけではありません。ハイラックスサーフが走行不能になる数ヶ月前からクラッチ異常の兆候は出ていたのです。

一番最初に異常音が出たのはおよそ4ヶ月前です。舗装された林道にハイラックスサーフを停車して写真撮影。撮影終了後にクラッチをつないで発進しようとしたときに、キュルキュルキュルと何かが滑っているような音が車の下から聞こえてきたのです。

そのときはクラッチをつなぐと異音が2、3回連続して発生し、その後いくらクラッチをつないでも半クラにしても異音は発生しなくなったのです。

それから1ヵ月後、今度は未舗装路を走行後、普通の舗装路に入り赤信号で停車。信号が青になったので、クラッチをつないでハイラックスサーフを発進させようとすると再びあのキュルキュル音が終日発生したのです。

その翌日、ハイラックスサーフの下にもぐって伝達機関系を点検してみると、リアプロペラシャフトの伸縮部分がやけに伸び縮みしていたので、もしやと思いプロペラシャフトの伸縮部分のすり合わせにグリスを注入してみると、ピタリとあのキュルキュル音は止まったのです。(結果的にはグリスの注入により偶然キュルキュル音が止まったみたいです。)

それからさらに1ヶ月以上経過してキュルキュル音のことなど忘れかけていた頃、オフロードの走行中や走行後でもない通勤途中に頻繁にあのキュルキュル音が鳴るようになったのです。


そしてハイラックスサーフが走行になる前日、あきらかにクラッチの異常だとわかる現象が発生したのです。変速のためにクラッチを一旦切ってギアを変えた後、再びクラッチをつなぐとガクガクガクという衝撃がクラッチペダルから足元に伝わるのです。今思えば、このガクガクという衝撃がハイラックスサーフからの最終警告だったように思えます。

キュルキュルという異音はハイラックッサーフからの交換サイン、クラッチペダルからのガクガクという衝撃はハイラックッサーフからの最終警告です。

ハイラックスサーフのMT車にお乗りの方で、このような症状を体験したことがある方は早急にクラッチディスクの点検もしくは交換をされたほうが無難です。
遠出をしていて、道中で2トン近くあるハイラックスサーフが鉄の塊と化しては大変ですからね!

(続く)

昨年でしょうか、日曜日の昼下がりにハイラックッサーフのエンジンを起動して自宅の駐車場から数百メートル程度走行した頃です。突然ハイラックスサーフのスピードが落ち、全然加速しなくなったのです。

アクセルをいつも以上に踏むと、タコメーターの回転は若干上がるが普通に走行可能。その状態のままおそよ100m程前進すると、いくらアクセルを踏んでも加速しない。これは本当にやばいと思ったので、かろうじてハイラックスサーフが動ける今のうちに一旦駐車場に戻ろうとするが...

管理人のハイラックスサーフが立ち往生したは、センターラインのない両面通行の道路で、ハイラックスサーフがUターンできるほどの道幅はない。ちょうど前方10m先のT字路を左折すれば駐車場に戻れるのですが、前方はちょっとした上り坂になっており、2トン近くあるハイラックスサーフの車体が上りきるだけのパワーがタイヤに伝わりません。

この状態で考えられる原因はただひとつ、クラッチ・ディスクの磨耗です。(管理人の四駆はいまどき珍しいMT車です。)

数ヶ月前からクラッチが滑っているかもと疑いは持っていたのですが、いざ交換となると工賃や部品代が高くつくのでずーっとクラッチの点検を先延ばしにしてきました。

そしてクラッチのディスクの交換を先延ばしにした結果が、今日のこの有様です。

とりあえず、いつもハイラックスサーフを見てもらっている車屋さんに携帯電話で連絡して、自宅の駐車場まで引っ張ってもらいました。部品が入り次第交換ということで、しばらくハイラックスサーフは駐車場に止まったままでしょう!

(続く)