今までの不具合: 2008年2月アーカイブ

ハイラックスサーフのクラッチディスクを交換して10日程経過したことでしょうか?

ハイラックスサーフを後退させるためにミッションのギアをバックに入れてアックセルを吹かすと、カタカタカタ...と突然異音が発生!

またかよ!

と思いながらマフラー・タイコ部のステーを点検するが異常なし!

実はこの手の異音は今までに2回ほど経験しており、そのときはマフラー・タイコ部とマフラー管とを補強しているステーの溶接割れが原因でした。

それならクラッチディスクを交換したときにミッションを下ろしているので、ブッシュ類の入れ忘れやズレ、ナットやボルト類に緩みがあるのではないかと思い、ハイラックスサーフの車体下側に潜り込んで点検すれがこれまた異常なし!

じゃあ、異音の原因は何なのか?

異音の発生源を特定するためにエンジンをかけ、ミッションのギアを入り切りして異音の発生状況を観察してみると、ある特徴があることに気が付きました。

異音が発生するのはミッションのギアをバックもしくは1速に入れて、ハイラックスサーフを前進もしくは後進させたときだけに限られるのです。

っていうことはミッションが原因か!

クラッチディスク交換のためにミッションを一度外していることもあり、十分に考えられる原因です。

ハイラックスサーフのマフラー その1

これはクレームで処理しなければと思いながら、ハイラックスサーフ後部を下側から眺めていると、

あれっ、なにやらマフラーの接続部が黒く変色している!

近づいてよく見てみるとマフラーのフランジ部を接続している2対のナット・ボルトのうち、片一方のナットがないではないですか?

ナットがない、しかも接続部が黒く変色しているということは、ディーゼルエンジンの排気ガスがフランジ接続部から漏れ出し、その影響でマフラーと車体が共振したのでは?

ハイラックスサーフのマフラー その3

異音の発生源がわかればあとの対処は簡単です。今まで付いていたボルトを外して、新しいボルト、ナットに交換するだけ。

交換後、ハイラックスサーフを運転してみると異音はものの見事に発生しません。これにて一軒落着!

ハイラックスサーフのマフラー その2

ちなみにこれがマフラーについていたボルトです。金属疲労で見事に破断しています。

クラッチが滑って走行不能になった管理人のハイラックスサーフ!

部品代と工賃込みで数万円の出費で一件落着!

のはずだった...

実はこの話には続きがあって、もうひとつ高価な部品を変えるはめになっちゃったんです。

その部品はエンジンの回転を滑らかにするための円盤、フライホイールです。

フライホイールは はずみ車 とも呼ばれ、エンジンの出力変動を抑制し、回転を安定化させる働きがあります。フライホイールはエンジン下部にあるクランクシャフトに取り付けられており、フライホイール表面にはクラッチを入り切りするためのクラッチカバーやパイロットベアリングなどが取り付けられています。

フライホイールはただの円盤ですから、破損などによる交換することは滅多にありません。

ハイラックスサーフのフライホイール

ところがハイラックスサーフのフライホイールはエンジン側とミッション側とに2分割されており、その二つのフライホイールは円筒状のゴムでつながれているのです。

上記図からもわかるように、ハイラックスサーフのディーゼルエンジンで生み出された動力が直接円筒状のゴムを中継してタイヤに伝わるのですから、走行中は常に円筒状のゴムに"ねじれ"が発生するということです。

そんな過酷な環境におかれているフライホイールですから、いつかゴムが劣化して破断という事態に陥っても不思議ではありません。

その状態が管理人のハイラックスサーフだったのです。

クラッチ交換を頼んだ業者の話によると、ミッションをおろしてクラッチ室内部を覗いたら、二重構造になったフライホイールのゴムが裂けてクラッチ室内部が油まみれになっていたそうです。

円筒状のゴム内部には変速時のショックを吸収するための緩衝材(油・グリス状のもの)が封入されています。

そのためクラッチディスクの交換自体は1日で終わるはずだったですが、フライホイールを注文していなかったため数日待つことに...

それにしても、

ハイラックスサーフのフライホイールは何で高いんだ〜


  • ハイラックスサーフ185型前期のフライホイールの価格
  • 75000円
  • (数年前までは65000円でしたが、鋼材が高騰しているので現在は値上がりしています。)

  • 今回の修理代
  • クラッチ関連部品 31700円
  • フライホイール 75000円
  • 工賃
  • 合計 15万円オーバー

(ハイラックスサーフが走行不能編 終わり)