タイヤについて

ハイラックスサーフなどの四駆車(4WD)にLT規格のタイヤを履かせている方は多いのではないでしょうか?

LT規格とはライトトラック規格のこと、つまり小型トラック用のタイヤのことです。ライトトラック用(LT)のタイヤは乗用車規格のタイヤ規格と異なり、耐荷重強化のため最大負荷能力の空気圧が高めに設定されています。

LT265/75R16クラスのタイヤですと、最高空気圧が350kPa(3.5kgf/cm2)、一輪当たりの最大負荷能力が1100kg程度です。

管理人の乗っているハイラックスサーフKZN-185W SSR-Gの場合ですと、標準装着されているタイヤのサイズが265/70R16、運転席側のドア付近に記載されている標準空気圧が1.5〜2.0kgf/cm2です。ちなみに管理人のハイラックスサーフに履かせているタイヤのサイズがLT265/75R16、タイヤの空気圧が2.7kgf/cm2ですから、タイヤのサイズこと違いますが1.5倍程度タイヤの空気圧が高いことがお分かりいただけると思います。

ライトトラック用(LT)タイヤにハイラックスサーフのドア付近に表示されている標準空気圧を適用すると、偏磨耗を起こすばかりでなくタイヤがバーストしやすくなります。ですから四駆車にライトトラック用(LT)タイヤを使用する場合にはタイヤの空気圧を高めにしなければなりません。(LTタイヤの適正空気圧はタイヤを購入した販売店などにお聞きください。)

耐荷重強化されているライトトラック用タイヤですが、乗用車規格のタイヤに比べて使用できる最大速度が劣るというデメリットも併せ持っています。LT265/75R16サイズのタイヤの最大速度は160km/h程度、日本の公道では160km/h以上で走行することはありませんのであまり関係はありませんが...

また、ハイラックスサーフに標準装着されているタイヤからLT規格のタイヤに変更する場合はほぼ同じ外径のタイヤをお選びください。タイヤに外径が大きく変わると、スピードメーターの誤差が大きくなりますよ!

ハイラックスサーフ185型のオーナーである管理人が、ハイラックスサーフに履かせたいタイヤは

DUNLOP(ダンロップ) GRANDTREK(グラントレック) AT2

です。

GRANDTREK AT2はオンロードやオフロードのどちらの路面でも対応可能なオールラウンドな性能を持っています。舗装路での乗り心地や静かさではGRANDTREK PT2にはかないませんが、ダートではGRANDTREK MT2に匹敵する性能を持っています。

さすがにマッド路面ではGRANDTREK MT2にはかないません。

ハイラックスサーフはジムニーやランクル80のようにバリバリのクロカンを楽しめる四駆ではありませんが、かなりの走破力を持っています。

普段は舗装路オンリー、たまにオフロードや林道走行といったハイラックスサーフオーナーにオススメのタイヤがGRANDTREK AT2なのです。

※現在は「AT2」の後継となる四駆向けのオールラウンドタイヤ「GRANDTREK AT3」が発売されています。

ックスサーフなどの四駆用タイヤの性能を最も決定付けるものはトレッドパターン(タイヤの溝)です。

ドパターンはグリップ力、駆動力や濡れた路面での排水性、乗り心地などタイヤの特性を決定付けるものです。製造メーカーや対応できる路面の状況などに応じてトレッドパターンは異なり、四駆用タイヤは大きく分けてHTタイヤ、ATタイヤ、MTタイヤの3種類に分類することができます。

  • HTタイヤ(ハイウェイテレーン・タイヤ)
  • 対応路面;舗装路
    四駆・SUVの舗装路用タイヤです。セダン感覚の快適な乗り心地で、路面からタイヤに伝わる振動を抑制することができます。市街地をはじめ高速走行でも安定した走りをすることができます。
    オンロード専用タイヤなのでダートや雪道には不向きです。

  • ATタイヤ(オールテレーン・タイヤ)
  • 対応路面;舗装路、オフロード
  • 舗装路やオフロード、雪道などオールラウンドな路面に対応した四駆・SUVのタイヤです。
    タイヤの溝も深いので引っ掛かりも増加し、あらゆる路面で高いトラクションを得ることができますが、普通車と比べて振動、ノイズは若干大きくなります。

  • MTタイヤ(マッドテレーン・タイヤ)
  • 対応路面;オフロード
  • オンロードの走行も可能ですが、オフロード走行で最も能力を発揮するタイヤです。タイヤの溝がATタイヤよりも深く、ガレ場やぬかるみなどで強力なトラクションを発揮します。
    オフロード走行には最適な四駆・SUV用タイヤですが、路面から伝わる振動、ノイズも大きく、舗装路オンリーの日本ではタイヤの磨耗が早いという欠点があります。

とある林道を走行中にハイラックスサーフのタイヤがパンクした管理人。

いろいろ悩んだ結果、四駆車でありながらハイラックスサーフのタイヤ1本のみ交換という決断をしたのですが、どこで新品タイヤを購入するか?

ヤフオクや楽天市場で購入すれば、大手カー用品店やタイヤショップで購入する場合に比べてかなり安く手に入ります。(送料は4000円程度からと結構掛かりますが、送料無料のショップもあります。)

通販でタイヤを購入すれば、店頭で購入するときと比べて1割以上は安く買えるのですが、問題はホイールからタイヤの脱着及び装着!

ハイラックスサーフの簡単なメンテナンスなら管理人自らが行ってますが、タイヤの脱着ともなると話は別です。いくら管理人でもタイヤの脱着装置がなければホイールからパンクしたタイヤを外して、新品のタイヤをホイールにセットすることなんか無理です。

また、カーショップなどの店頭に掲示されているタイヤの組替料金は、タイヤを店頭で買った場合の料金である場合が多く、持ち込んだタイヤの場合は別料金となることもあります。

したがって、新品のタイヤを店頭で買った場合、通販で買った場合とを比較してもそれほど大差なし。あっても2、3000円程度でしょう。

それならカーショップで買いましょうと出かけたのが、ブリヂストン製のタイヤを多く取り扱っているYハットです。

ハイラックスサーフでYハットの駐車場に乗り入れると、

何かお探しでしょうか?

と近寄ってくるスタッフ。

ブリヂストンのデューラー(DUELER) 265/75Rのタイヤの在庫の有無を尋ねると、お調べしますので店内でお持ちくださいとのこと。

待つこと5分弱、お持たせしましたと先程のスタッフが呼びに来る。

ただいま在庫はございませんがお取り寄せいたしますとの返答をもらい、見積もりを出してもらうと、

  • DUELER A/T LT265/75R16(21800円)
  • 組替料金(750円)
  • バランス調整料金(750円)
  • 使用済みタイヤ処理料金(450円)
  • 消費税(1187円)
  • 合計 24937円

約25000円の出費、しばらく悩んだ挙句、注文しちゃいました。
(本当は25000円でデジカメを購入予定だったのですが、ハイラックスサーフのタイヤ代へと消えてしまいました。)

タイヤを注文してから4日後、Yハットのスタッフから電話が掛かり、注文していたハイラックスサーフのタイヤが入荷したとの連絡あり。

ハイラックスサーフの新品タイヤ

再びYハットに出向いて待つこと30分、パンクしてから10日ぶりに全てのタイヤが揃ったのでした。

もしタイヤ1本のみを新品と交換すると、接地面の溝の深さによっては左右のタイヤの径に差が生まれます。当然それぞれのタイヤが1回転したときに進む距離も異なり、仮にタイヤの溝が5mm磨耗し、新品タイヤとの直径差が10mmとすればタイヤが1回転するたびに3.14cmもの回転差が生まれます。

タイヤが10回転すれば31.4cm、100回転すれば3.14mもの距離差が出て、クルマは真直ぐ走ることはできません。一般道を普通に走るくらいならそれほど問題ありませんが、高速走行などではちょっとしたハンドル操作ミスが命取りとなります。

四駆(SUV)用タイヤは径が大きいので、径の異なるタイヤを装着すると普通車に比べて回転差が大きくなります。

ですからタイヤを交換するときには、左右対の2本をセットで交換することが推奨されています。

ところがハイラックスサーフのような四輪駆動車(4WD車)は、タイヤ交換するときには4本とも交換すべきだ!

とよくいわれています。四輪駆動車は二輪駆動車と異なり、トランスファーを介してエンジンからの動力を前後のタイヤ4輪に伝達しています。

クルマの前後では、タイヤにかかる車重やハンドルを切ったときに発生する摩擦などの影響により、前後のタイヤが同じように磨耗していくことはほとんどありません。磨耗度が異なるということは、タイヤの径も前後で異なるということです。

前後のタイヤの径の違いによって生じる回転差を無視してタイヤに動力を伝えること、いわゆるデフを直結した状態で舗装路を走ることは禁止されています。でも前後の回転差を吸収できるようにセンターデフを装備した四輪駆動システム(フルタイム四駆)では舗装路での走行も可能です。

このフルタイム四駆システムはハイラックスサーフにも搭載(マルチモード4WDシステムを搭載したハイラックスサーフのみ)されており、このフルタイム四駆が4WD車のタイヤ交換をやっかいなものにしているのです。

フルタイム四駆は前後の回転差を吸収できるセンターデフを有してますが、これは主にカーブを曲がるときに発生するタイトコーナーブレーキング現象を解消するためのものです。明らかに異なるサイズのタイヤを装着したときに生じる大きな回転差は吸収できませんが、タイヤの溝の消耗度により生じる回転差をハイラックスサーフのセンターデフがどこまで吸収できるか?

その辺は不明ですが、要はセンターデフに異常な回転差を与える運転をしなければ良いだけの話です。

ハイラックスサーフは、ハマーやランドクルーザー200のような電子制御のフルタイム4WDシステムとは異なり、2WDと4WDの相互切替が可能。

つまり舗装路では二輪駆動、オフロードや雪道で初めてフルタイム四輪駆動にすればデフに負担をかけることなく走行が可能であると管理人は考えています。

したがって管理人がだした結論は、タイヤはパンクした左右の対のみ2本を新品と交換することです。

ところが前回述べたようにスペアタイヤは他の3本とはメーカーは異なりますが新品同然。それならスペアタイヤはそのまま装着し、その左右対の反対側を新品に交換することにすれば出費は少なくてすむのでは!?

ということでタイヤ1本のみ交換することにしました。