デフ・ミッション・トランスファーのオイル交換

今度は、ハイラックスサーフのリアデフのオイル交換です。

185型のリアデフはLSD付き、LSDなしの2種類あり、それぞれ使用するオイルも異なります。LSDとは差動制限デフ装置の略称のことで、ハイラックスサーフの後輪が空転したときにデフの動作を制限して空転を抑止する効果があります。

LSD付きのメリットは、二輪駆動時もしくはフルタイム四輪駆動時にリアタイヤの空転を抑止できる点ですが、オイル管理に気をつけなくてはいけないというデメリットもあります。(デフオイルもLSD専用のものでなければならない)まあ、後輪が空転してもデフを直結すれば関係ないのですが...

ハイラックスサーフのデフ

ハイラックスサーフ185型の場合、LSD付きデフであればデフにLSDというシールが貼られています。もしシールが剥げていてLSD付きかどうか不明の場合は、後輪二輪を持ち上げてどちらか一歩のタイヤを手で回します。反対側のタイヤが同じ方向に回転すればLSD付き、逆の方向に回転すればLSD無しとなります。

デフの位置は、ハイラックスサーフを後ろから見れば一目瞭然です。注油ボルト、ドレーンボルトもすぐに分かると思います。

注油ボルト、ドレーンボルトを外す前には、必ずウエスで周辺を拭いてください。リアデフはトランスミッションやトランスファーに比べて地面に近い高さに位置しており、砂やゴミなどが多く付着している場合があります。

その後、注油ボルトを外してからドレーンボルトを緩めます。どちらのボルトもサイズ24のラチェットで緩めれます。

ハイラックスサーフのデフ オイル交換

管理人のハイラックスサーフは、3年前にデフのオイルを交換したのですが、前回ほどは汚れていませんでした。今回抜いたオイルは、まだ透明度がありますが、3年前のは真っ黒でした。

デフのドレーンボルト

リアデフのドレーンボルトには磁石が付いており、金属カスなどの鉄分が付着するようになっています。磁石に付いた鉄分はきれいに拭きとってください。

デフオイルの給油

リアデフへの注油は伸び縮み自在ノズル付きのジョウゴを使います。

ドレーンを開けたまま注油口にジョウゴのノズルを差込み、とも洗いをします。オイルが抜けたらドレーンボルトを取り付け、デフオイルを注入します。

LSD用デフオイルは粘度が高くて流動性が悪いので、デフに入っていくのに結構時間が掛かります。

デフオイルの注油

1リットル入りのLSD用デフオイルを2缶と1/2注入すると、デフの注油口よりデフオイルが溢れてきます。ここまでデフオイルを入れたら注油ボルトを閉めてオイル交換は完了です。

今度はハイラックスサーフ185型前期ディーゼルのMT車のトランスファーオイル交換です。

トランスファーはエンジンからの動力を前輪及び後輪にする分配する動力分配装置で、ギアの噛み合わせとギア比の変更でさまざまな動力特性を得ることができます。

もしトランスファーのオイルの性能が劣化したまま使用を続ければ、二輪駆動と四輪駆動の相互切替えができないばかりか、最悪はギアが焼きついてハイラックスサーフが走行不能になるおそれがあります。

二輪駆動ではトランスファーの一部の機構を動かして後輪に動力を伝えていますが、オフロード走行などで四輪駆動にすると、トランスファーの機構をフルに使って動力を伝達します。

トランスファーのオイルは潤滑のほかに、金属カスなどの洗浄といった大切な役目を負っています。当然、トランスファーを酷使すればオイルの性能も劣化し、金属カスなどで汚れが発生します。

ハイラックスサーフのトランスファー

管理人もこの最近、オフロード走行でトランスファーの機能をフルに活用しています。今のところトランスファーの動作に問題ないのですが、ただ心配なのがいつトランスファーのオイル交換を実施したかということです。そこでミションオイルの交換ついでにハイラックスサーフのトランスファーのオイル交換を実施してみました。

トランスファーはハイラックスサーフのほぼ中央部分にあり、トランスミッションの後部、燃料タンクの前部に位置しています。

トランスファーからは前輪へ動力を伝達するフロント・プロペラシャフト、後輪へ動力を伝達するリア・プロペラシャフトが出ているのですぐに分かると思います。

トランスファーの注油口とドレーンはプロペラシャフトに対して垂直方向に位置しています。ドレーンはアンダーカバーのちょっと上にあり、オイルの注油口はドレーンよりさらに上の運転席側寄りにあります。

トランスファーのドレーン

ミッションのオイル交換と同様に、注油口&ドレーン周辺をウエスで拭き、まずは注油プラグを開きます。それからドレーンプラグを外してトランスファーのオイルを抜きます。

トランスファーのオイル交換

トランスファーのオイルもミッションオイルと同程度の劣化状況で、若干黒く変色しています。

オイルが抜けたらとも洗いを行い、ドレーンボルトを取り付け後、ミッションオイルのときと同手順でギアオイルを補給します。

1200ccほど給油するとトランスファーの注油口からギアオイルが溢れてきますので、注油ボルトを取り付けてオイル交換は終了です。

ハイラックスサーフのミッションオイルが抜けたらとも洗いします。

とも洗いとはトランスミッション内部を洗浄する方法で、新しいギアオイルを注油口より注油することにより、ハイラックスサーフのトランスミッション内部に残った古いオイルや金属カスなどをオイルとともにドレン口より排出することです。

トランスミッション注油のため油差しの加工

今回、ギアオイルの注油には油差しを利用します。

オイルガンがあれば便利です。オイルガンはノズルが上向き方向でも注油できますが、油差しの場合はほとんど入りません。

管理人がホームセンターで買ってきた油差しは、ノズル部分が長くて邪魔になるので4センチ程度先端をカットしました。

油差しにギアオイル注油

油差しにギアオイルを入れます。油差しの容量は400cc、ハイラックスサーフのトランスミッションのオイル量は約2200cc、実際には油差しを横向きで使用するので1回で300cc程度の給油、したがって8回以上はオイルの補給が必要です。

ハイラックスサーフにミッションオイル注油

トランスミッションの注油口に100ccから200cc程度オイルを注入して"とも洗い"をします。

トランスミッションの注油プラグとドレーンプラグ

とも洗いで注入したオイルがほぼ抜けたらドレーンボルトを取り付けます。注油ボルトとドレーンボルトのガスケットは交換するほうが良いのですが、傷みもないので今回は再利用することに。

ガスケットの当たり面をきれいに拭いてドレーンボルトにセットし、ドレーンボルトを取り付けます。

もし当たり面が汚れているとオイル漏れの原因になりますのでご注意を!

ハイラックスサーフにミッションオイル注油

それから油差しでギアオイルを注入します。2200ccほどギアオイルを注入するとトランスミッションの注油口からギアオイルが溢れてきます。

注油口から溢れてくるまで注油したら注油プラグを閉めてトランスミッションのオイル交換は終了です。

最後に注油口とドレーン周辺をウエスできれいに拭いてください。

もし後日、注油口やドレーン周辺が汚れているようであればオイル漏れの可能性がありますので早急に点検してください。

それでは、ハイラックスサーフ185型前期ディーゼルのトランスミッションのオイル交換を実施します。今回、オイル交換を実施したのはMT車です。AT車の場合、トランスミッションのオイル(ATフルード)を交換するのは難しいので専門業者に依頼してください。

MT車でもハイラックスサーフの年式、エンジンタイプなどによりオイルの種類やオイル量が異なる場合があります。
事前によく確認してください!

ところでハイラックスサーフのトランスミッションはどこにあるか知っていますか?

ハイラックスサーフのトランスミッション その1

ハイラックスサーフのトランスミッションはミッションのシフトチェンジレバーの真下にあります。フロントタイヤの後ろから車体の下側を覗き込むとトランスミッションをみることができます。

トランスミッションの後方(リア側)にはトランスファー、さらにトランスファーからプロペラシャフトを通じてフロントデフとリアデフに動力が伝達されます。

トランスミッションのオイル給油口は助手席側にあります。

ハイラックスサーフのトランスミッション その2

また、ドレーンは運転席側にあります。

トランスミッションの注油口

給油口とドレーンの位置が分かればドレーンを外してオイルの抜き取り!ではなくて、まず給油口とドレーン口の周辺をきれいなウエスで拭いてください。

拭いておかないとオイル交換の際に給油口とドレーン周辺に付着した砂やゴミがトランスミッション内部に入り込み、オイルの劣化を早まるばかりかミッションの故障にもつながりかねません。

それからサイズ24のスパナで注油ボルトを緩めます。(プロペラシャフトが邪魔をするのでラチェットレンチでは外しにくいです。)

ここで注意する点は必ず先に注油ボルトを外すことです。ドレーンボルトを先に外したのはいいけど、注油ボルトが外れなくてオイルの注油ができないってことになったら大変ですからね!

トランスミッションのドレーン

オイル処理箱をドレーンの下にセットして、サイズ24のラチェットレンチでドレーンボルトを緩めます。

ボルトが固くて緩まない場合には、プラスチックハンマーでスパナの柄を軽く叩くと緩む場合があります。但し、叩く方向を間違えないでくださいね!

トランスミッションのオイル交換

ドレーンボルトを外すとミッションオイルが勢いよく出てきます。

上記の写真では分かりにくいのですが、ミッションオイルはそれほど汚れていません。だけどちょっとだけ黒く変色しています。

(次回に続く)

この最近、オフロードを楽しむようになってハイラックスサーフのエンジンオイル以外の潤滑油、特にミッション(マニュアルトランスミッション)トランスファー(マニュアルトランスアクスル)のオイルの状態をずーっと気にしてました。

実は管理人がハイラックスサーフに乗り始めて3年間、エンジンオイルを除く潤滑油はリアデフを除いて一回も換えたことがないのです。

前オーナーのメンテナンス記録を調べてみると7、8年前に換えたっきり、それ以降の交換記録がありません。

そこで思い切ってミッションとトランスファー、ついでにリアデフのオイルを交換してみました。(フロントデフはアンダーカバーを外さないといけないので、日を改めて交換するつもりです。)

早速、ハイラックスサーフの取り扱い説明書を見てオイルの種類を確認!

MT車トランスミッションMG・ギヤ・オイル
ギヤ・オイルSAE 85W-90
MGギヤ・オイルスペシャルII
ギヤ・オイルV160
トランスファーMGギヤ・オイルスペシャルII
ギヤ・オイルスーパー
AT車トランスミッションオート・フルードDII
オート・フルードタイプT・II
オート・フルードタイプT・III
トランスファーオート・フルードDII
オート・フルードタイプT
オート・フルードタイプT・III
ギヤ・オイル・スーパー
デフフロントデフ
リアデフ(LSD無し)
ハイボイド・ギヤ・オイルSX
リアデフ(LSD付き)ハイボイド・ギヤ・オイルLSD

管理人のハイラックスサーフはMT車なのでミションオイルとトランスファーオイルは共通のMGギヤ・オイルスペシャルIIを、リアデフはLSD付きなのでハイボイド・ギヤ・オイルLSDが対応しているらしい。

リアデフのオイルは以前換えたことがあるので2.45リットル必要であることは知ってるのですが、それ以外のオイル量が一切不明!

ホームページで調べてみても全然情報がないので、店に行って聞いてみるか!

早速、ホームセンターに行ってオイルを探してみると一応ギアオイルはあるのだが対応しているかどうかは不明なので、イエローハットでオイル類は購入することに!

オイル交換時の廃油処理箱

ホームセンターでは以下のものを購入

  • 廃油処理箱(8リットル用) 498円
  • ジェットオイラー(油差し 400cc) 199円

ミッションオイル、トランスファーオイル、そしてフロントデフオイルを交換するときに問題になるのがどうやってオイルを給油するかです。リアデフと違ってこれらの装置は車体の床面ギリギリにあり、上側の高さがないのでオイルガンを使わなければ給油不可能。

オイルガンは通販であれば3000円程度(送料込みで4000円程度)で手に入るのですが今回のためだけに買うのも馬鹿馬鹿しい!

何か良い給油給油方法はないかと思いついたのが油差しです。

ホームセンターにあった一番大きな容量(400cc)の油差しと廃油処理箱を購入。

この時点ではリアデフを除く各部の正確なオイル量が不明だったので一番大きな容量(8リットル)の廃油処理箱を購入。
デフ用オイルとギアオイル

その後、イエローハットに行き対応表でオイルの種類と量を調べてみると、

  • ハイラックスサーフ185型(1995年/1998式)MT車ディーゼル
  • フロントデフ 約1.2リットル
  • リアデフ 2.45リットル
  • ミッション 約2.2リットル
  • トランスファー 約1.2リットル

  • ミッションオイル&トランスファー
  • MAGMAX GEAR OIL GL4 75W-85
  • MAGMAX GEAR OIL GL4 75W-90

ミッションオイルとトランスファーは上記の製品が共通で使えるそうで、

今回の必要量 = ミッション 2.2リットル + トランスファー 1.2リットル
= 3.4リットル


なので、1リットル入りのオイル缶を4缶購入。

リアデフ用オイルは、前回交換時と同じ

TOTAL ZZ-X SPORT DIFFERENTIAL with LSD 85W90 GL-5

の1リットル入りのオイル缶を3缶購入。

イエローハットでのお買い物合計は、

GEAR OIL(単価 1764円) × 4缶 = 7056円
リアデフ用オイル(単価 2052円) × 3缶 = 6156円

今回のお買い物合計 13909円也


早速自宅に帰ってオイルの交換準備!

オイルの飛び散り予防

汚れてもいいように作業着を着て、ハイラックスサーフの下に新聞を敷きます。新聞紙はオイルの飛び散り防止と、管理人自体が仰向けで車体の下に潜り込むために使用します。

廃油処理箱のセット

オイル処理箱をセットして、オイル交換スタート!

(次回に続く)