タイミングベルト

自分でハイラックスサーフのタイミングベルトを交換しようかなと思っていたのですが、今回はウォーターポンプをはじめとした部品を全て交換するつもりでしたので結局は整備工場行きへ

そもそもウォーターポンプとはエンジンの冷却水を循環させるためのポンプのことで、タイミングベルトを外さなければウォーターポンプを交換することができないのです。冷却水等のメンテナンスを定期的に実施していればウォーターポンプが腐食することはありませんが、ベアリングやシール等といった消耗部品は必ず磨耗します。

タイミングベルトが切れると一瞬でハイラックスサーフは壊れてしまいますが、ウォーターポンプの場合はインペラー(羽根)が見えないために内部の状況はわかりません。水漏れ、異音等があれば異常を察知することができますが、ポンプ内部の劣化状況は確認することができません。故障を未然に防止するために予防保全(故障が起きる前に対策を講じてその後の故障が起きないようにすること)として壊れる前に早期交換する。早期交換は金銭的にも負担を掛けますが、長い目で見れば連鎖反応で起こる故障を未然に防げるといったメリットもあります。例えば、タイミングベルトが切れる前に予防保全として事前に交換する、この行為がどれだけのメリットになるかご理解いただけるでしょう!

ハイラックスサーフの場合ですとタイミングベルト交換またはウォーターポンプ交換のどちらにしてもタイミングベルトは外さなくてはいけません。金銭的にもこれらの作業を整備工場で別々に行うと工賃の2重払い、一緒に行うと1回で済みます。

参考に以下は管理人のハイラックスサーフのタイミングベルトを交換したときの交換部品と部品の値段です。実際には工賃がプラスされますから、交換費用は工賃1万5千円~2万5千円程度がプラスされたものとなります。

  • タイミングベルト 3800円
  • オルタネータベルト(2本)2800円
  • クーラーベルト 1600円
  • テンショナーNo.1 4000円
  • テンショナーNo.2 4200円
  • ウォーターポンプ 14000円
  • カム オイルシール 700円
  • クランク オイルシール 400円
  • LLC(ロングライフクーラント) 3600円
  • 合計 35100円
  • (部品代に関しては100円未満四捨五入)

前回はハイラックスサーフのメーターパネルを取り外すところまで解説しました。今回はいよいよタイミングベルト警告灯(T-BELT) を消しちゃいます。

これがメーターパネルの裏面です。青い矢印はワイヤーハーネスのコネクタが挿し込まれていた部分です。

右手の下側を中心として全体にちらばっている黒い部分には各種電球(バルブ)が入っています。電球切れで交換するときには、黒い部分のツマミをくるっと回すと電球を取り出すことができます。

タイミングベルト警告灯を消すためには、メーターパネル中央やや左寄りの赤い丸内にあるネジを入れ替えます。

上記写真の青丸内に注目してください。この部分にネジが1本あるでしょう。このネジを緩めてはずし、オレンジがかった丸い部分にそのネジを挿し込みます。

オレンジがかった丸い部分はネジ穴となっているのですが、紙状の材質のもので封をされているため確認することはできません。

中古で購入した走行距離10万キロのハイラックスサーフのタイミングベルト警告灯をリセットしようとしたらこの部分の封が破られてたという場合には、走行メーターの巻き戻しが行われた、もしくはメーターが一回りしていたということになります。

上記写真のようにできましたか?

これだけの簡単な作業でハイラックスサーフのタイミングベルト警告灯がリセットできちゃいます。(リセットするための下準備はかなり大変なのですが!)

ちなみにタイミングベルト警告灯が点灯したからといってリセットをしなければいけないというわけではありません。走行距離が10万キロを超えて点灯したハイラックスサーフのタイミングベルト警告灯は、走行距離20万キロに達するまで点灯し続けます。20万キロを超えると今度は消灯します。10万キロ毎に点灯及び消灯のサイクルを繰り返すだけのことです。

以上

ハイラックスサーフの走行距離が10万キロを超えるとタイミングベルト警告灯(T-BELT) が、運転席のメーターパネル内で点灯します。このタイミングベルト警告灯は自動では消えないのでメーターパネルをはずしてT-BELTのリセット(消灯)を行う必要があります。

10万キロに達した瞬間にハイラックスサーフの運転席メーターパネル(走行距離メーターとT-BELT)を写真に収めたかったのですが、交通量の多い市街地を走行中でできませんでした。残念!

では、これからハイラックスサーフのタイミングベルト警告灯をリセットします。そのための下準備としてまず運転席周辺のメーターパネルをはずします。
まず最初は運転席下部のパネル、はずし方はこちらのページを参考にしてください。

キー周辺パネルのはずし方

(デジカメの調子が悪かったので携帯で撮影、画質が悪いです。)

運転席下部のパネルがはずせたら、今度はキー周りのパネルをはずします。この部分はネジ止めされていませんので、上記写真の部分を持ち上げる感じで引っ張るとはずれます。(ちょっとコツがいります。)

メーターパネルのはずし方 その1

キー周りのパネルを取りはずすとネジ止めされている部分が1箇所ありますので、このネジをドライバーで緩めます。

メーターパネルのはずし方 その2

メーターパネル上部にあるネジを2箇所緩めます。それからメーターパネル上部を一旦手前に引き、上手方向に引き抜く感じで引っ張るとパネルがはずれます。

ハイラックスサーフのメーターパネル

これで運転席のメーターパネル本体が露出しました。
今度はメーターパネル本体を固定しているネジを緩めます。

メーターパネルの裏面

手前にメーターパネル本体を引き抜きます。ワイヤーハーネスが接続されていますので途中までしか抜けないはずです。ですのでメーターパネル裏側にあるワイヤーハーネスのコネクタを3箇所はずします。

これで下準備が終了しました。次はいよいよタイミングベルト警告灯をリセットします。

昨年でしょうか、管理人のハイラックスサーフもとうとう走行距離が10万キロを超えてしまいました。ハイラックスサーフ(185型前期)は10万キロ毎ごとにタイミングベルト警告灯(下記写真参照)が点灯して、そろそろタイミングベルトを交換しましょうと警告してくれます。タイミングベルト警告灯(T-BELT)は自動的&簡単には消せないので、メーターを外して消灯させなければなりません。この方法については次回で解説します。

ハイラックスサーフのタイミングベルト警告灯(T-BELT)
ちなみに平成11年以降のハイラックスサーフ185型 中期から後期にかけてはメーターの距離表示がデジタルになっているので、オドメーター・トリップメーター切替ボタンの操作で警告灯を消灯できるそうです。

そもそもタイミングベルトとは、エンジン内部にある吸気バルブ&排気バルブとピストンとのタイミングをとっているベルトのことです。このベルトが切れるとバルブとピストンとが衝突してエンジンに致命的なダメージを与えてしまうので、メーカーでは10万キロごとの定期交換を推奨しています。

特に圧縮比が高いディーゼルエンジンの場合には走行中にタイミングベルトが切れるとバルブクラッシュ(バルブとピストンが衝突すること)の可能性が高く、修理費もかなりのものとなります。巷ではディーゼル車のタイミングベルトは丈夫に作られているともいわれていますが、ハイラックスサーフの場合はタイミングベルト自体がケースの中に格納されていて簡単には点検できませんので素人判断はせずに10万キロ以内での交換を強く推奨します。

ケースに格納されたハイラックスサーフのタイミングベルト

ファンなどに使用されているVベルトとは異なりタイミングベルトは歯付ベルトです。またピストンと連動したクランクプーリー及びバルブと連動したカムプーリーには歯車付きのプーリーが使用されており、タイミングベルトの歯と噛み合うことによりピストン&バルブの同期を実現しているのです。したがってタイミングベルトの歯が欠けたり、張りが緩んだりすると同期のタイミングがズレて最悪はエンジン交換もしくは廃車という事態になります。

タイミングベルトの交換はベルトを外して新品を取り付けというような簡単な作業ではありません。
何故ならクランクプーリーとカムプーリーの合いマークを合わせてズレないようにタイミングベルトを取り付ける必要があるからです。(これができれば整備技術レベルとしては中級に属するそうです。)

タイミングベルトを交換するなら、ついでにその周辺の消耗部品「ウォーターポンプ」や「テンショナー」、「ファンベルト」なども交換するとよいでしょう!

※ハイラックスサーフ130系ですが、タイミングベルト交換に関するサイトがありますのでご紹介します。