taiga.k.n: 2008年1月アーカイブ

クラッチとは、エンジンとミッション(変速機)の間に取り付けられている動力伝達装置のことです。クラッチを操作することにより、エンジンのパワーをミッションに伝えたり、遮断したりすることができ、クルマの発進時、停止時、変速時には欠かせないものです。

エンジン側の動力は、クラッチ・ディスクと呼ばれる摩擦材を介してミッション側に伝えられます。クラッチ・ディスクはクラッチの入り切り、特に半クラ時の摩擦で徐々に減少し、最終的には摩擦力が働かず、ミッション側に動力が伝達できない状態になります。

この状態が今の管理人のハイラックスサーフのクラッチです。通常、クラッチディスクの厚みが摩擦によって減少すると、徐々に摩擦力が弱くなり、エンジンからの動力がクラッチでロスしてミッション側に伝わる動力が減少します。この状態をクラッチが滑ると呼んでいます。クラッチが滑り出したら、クラッチディスクが磨耗している証拠なので交換が必要となります。

クラッチを交換するには、プロペラシャフトを外してミッションを下ろす必要があるのですが、あのハイラックスサーフのミッションを一人で下ろすのはいくらなんでも無理です。
なので今回は民間の車屋に頼みました。

いろいろクラッチの交換作業について調べてみたら管理人でも交換できそうだったのですが、問題はハイラックスサーフのミッションをどのようにおろすか?大人数人がいればできそうだったのですが...
ブログ的にはいい記事なのですがね!

ハイラックスサーフ185型のMT車は、潤滑オイルを使用しない乾式タイプのクラッチを採用しています。以下の図は乾式タイプのクラッチの動作を説明したものです。(わかりやすく説明するために、実際のクラッチとは異なる箇所があります。)

ハイラックスサーフのクラッチの構造

エンジンの動力を伝達するクランクシャフトには、はずみ車効果でエンジンの回転を滑らかにするためのフライホイールが取り付けられています。フライホイールとミッション側に動力を伝達するためのシャフト(軸)は物理的にはつながっていますが、フライホイールの回転にあわせて一緒に回ることはありません。

フライホイールの中央には、パイロットベアリングと呼ばれるミッション側のシャフトを支持するためのボールベアリングが入っています。ベアリングはシャフトの回転を滑らかにするものなので、フライホイールとミッション側のシャフトが一緒に回転することはないのです。

ミッション側への動力伝達は、クラッチカバー内部にあるクラッチディスクをフライホイールに押し当てること、つまり摩擦力によるものなのです。その摩擦力によりクラッチディスクが回転し、クラッチディスクの中心部にあるミッション側シャフトも回転するのです。

エンジンの動力とミッション側シャフトの伝達は摩擦力によるものですから、もしエンジン側の回転とミッション側の回転にズレがあっても、クラッチディスクがフライホイール上で滑ることにより回転のズレを吸収することが可能となっています。この回転のズレは変速時や半クラ時に発生し、特に半クラ時は回転のズレが大きいのでクラッチディスクが一番磨耗しすいのです。半クラを多用するとクラッチの磨耗が早くなるといわれるのはこのためなのです。

ちょっと話がそれましたが、クラッチディスクはミッション側のシャフトに取り付けられていますが、軸長手方向に移動可能な構造となっています。クラッチディスクをフライホイールに押し付ける力は、クラッチカバー内にあるダイヤフラムスプリングと呼ばれる一種のバネの伸縮力によるものなのです。

もしバネが縮んで押し付け力がなくなると、クラッチディスクはフリーな状態となりミッション側に動力を伝えることが出来ません。これがクラッチを切った状態です。

上図を見てもわかるように、クラッチを切るためにはクラッチカバーの中心付近にあるギザギザ状の爪を押さなければなりません。このギザギザ状の爪を押す役目をするのが、運転席足元のクラッチペダルと連動したレリーズベアリングなのです。

参考までに、クラッチディスク交換時にはクラッチディスクのみではなく、クラッチカバー、パイロットベアリング及びレリーズベアリングの交換が推奨されています。

  • ハイラックスサーフ185型前期のクラッチ関連部品の価格
  • クラッチディスク 13000円
  • クラッチカバー 16000円
  • パイロットベアリング 700円
  • レリーズベアリング 2000円
  • 合計 31700円 + 工賃(4万円程度から?)

参考になったサイト
サーフのミッションO/H

(続く)

クラッチ・ディスクの磨耗により走行不能となった管理人のハイラックスサーフ!

実は、いきなり走行不能になったわけではありません。ハイラックスサーフが走行不能になる数ヶ月前からクラッチ異常の兆候は出ていたのです。

一番最初に異常音が出たのはおよそ4ヶ月前です。舗装された林道にハイラックスサーフを停車して写真撮影。撮影終了後にクラッチをつないで発進しようとしたときに、キュルキュルキュルと何かが滑っているような音が車の下から聞こえてきたのです。

そのときはクラッチをつなぐと異音が2、3回連続して発生し、その後いくらクラッチをつないでも半クラにしても異音は発生しなくなったのです。

それから1ヵ月後、今度は未舗装路を走行後、普通の舗装路に入り赤信号で停車。信号が青になったので、クラッチをつないでハイラックスサーフを発進させようとすると再びあのキュルキュル音が終日発生したのです。

その翌日、ハイラックスサーフの下にもぐって伝達機関系を点検してみると、リアプロペラシャフトの伸縮部分がやけに伸び縮みしていたので、もしやと思いプロペラシャフトの伸縮部分のすり合わせにグリスを注入してみると、ピタリとあのキュルキュル音は止まったのです。(結果的にはグリスの注入により偶然キュルキュル音が止まったみたいです。)

それからさらに1ヶ月以上経過してキュルキュル音のことなど忘れかけていた頃、オフロードの走行中や走行後でもない通勤途中に頻繁にあのキュルキュル音が鳴るようになったのです。


そしてハイラックスサーフが走行になる前日、あきらかにクラッチの異常だとわかる現象が発生したのです。変速のためにクラッチを一旦切ってギアを変えた後、再びクラッチをつなぐとガクガクガクという衝撃がクラッチペダルから足元に伝わるのです。今思えば、このガクガクという衝撃がハイラックスサーフからの最終警告だったように思えます。

キュルキュルという異音はハイラックッサーフからの交換サイン、クラッチペダルからのガクガクという衝撃はハイラックッサーフからの最終警告です。

ハイラックスサーフのMT車にお乗りの方で、このような症状を体験したことがある方は早急にクラッチディスクの点検もしくは交換をされたほうが無難です。
遠出をしていて、道中で2トン近くあるハイラックスサーフが鉄の塊と化しては大変ですからね!

(続く)

昨年でしょうか、日曜日の昼下がりにハイラックッサーフのエンジンを起動して自宅の駐車場から数百メートル程度走行した頃です。突然ハイラックスサーフのスピードが落ち、全然加速しなくなったのです。

アクセルをいつも以上に踏むと、タコメーターの回転は若干上がるが普通に走行可能。その状態のままおそよ100m程前進すると、いくらアクセルを踏んでも加速しない。これは本当にやばいと思ったので、かろうじてハイラックスサーフが動ける今のうちに一旦駐車場に戻ろうとするが...

管理人のハイラックスサーフが立ち往生したは、センターラインのない両面通行の道路で、ハイラックスサーフがUターンできるほどの道幅はない。ちょうど前方10m先のT字路を左折すれば駐車場に戻れるのですが、前方はちょっとした上り坂になっており、2トン近くあるハイラックスサーフの車体が上りきるだけのパワーがタイヤに伝わりません。

この状態で考えられる原因はただひとつ、クラッチ・ディスクの磨耗です。(管理人の四駆はいまどき珍しいMT車です。)

数ヶ月前からクラッチが滑っているかもと疑いは持っていたのですが、いざ交換となると工賃や部品代が高くつくのでずーっとクラッチの点検を先延ばしにしてきました。

そしてクラッチのディスクの交換を先延ばしにした結果が、今日のこの有様です。

とりあえず、いつもハイラックスサーフを見てもらっている車屋さんに携帯電話で連絡して、自宅の駐車場まで引っ張ってもらいました。部品が入り次第交換ということで、しばらくハイラックスサーフは駐車場に止まったままでしょう!

(続く)

ハイラックスサーフなどのRV車(SUV)で、林道や未舗装路などのオフロードを走行するのは楽しいものです。例え水溜りや、マッド状の路面であったとしても、水飛沫、泥飛沫を上げながら豪快に走行すれば爽快な気分が味わえるでしょう!

ですからオフロード走行時には、管理人のハイラックスサーフは泥の水玉模様だらけになります。(毎回なるとは限りませんが...)

まあ泥だらけになっても、帰りに洗車場へ直行すればピカピカにはなりますけどね!

ですが、車体の下は見えないから別として、ハイラックスサーフのある部分だけはどうしても手洗いしてやる必要があるんです。

ハイラックスサーフのリアドア・タイヤハウス

それはハイラックスサーフのリアドアとタイヤハウスの隙間です。ちょうどこの部分はオフロード走行時には泥水を浴びやすく、どうしても汚れやすいのです。

同乗者が後部座席に座るときには、特に目に付きますからこの部位はきれいにしておきたいものです。

愛媛県の別子山付近で見つけた未舗装の林道。

どこにつながっているかは不明ですが、ハイラックスサーフ185型で走行してきました。

愛媛県の林道 別子山付近 その6

新居浜別子山線を走行中に降り始めた雨も一段と強まり、ハイラックスサーフの車外に出てのデジカメ撮影はほとんどできない状態でした。

愛媛県の林道 別子山付近 その7

この林道はよく整備されているみたいで、路面自体はフラットです。山肌からの落石がところどころに見られますが、道幅が広いので通行には苦労しないでしょう!

愛媛県の林道 別子山付近 その8

東光森山をバックにハイラックスサーフを撮影してみました。まあ、東光森山自体は霧で見えませんけどね!

愛媛県の林道 別子山付近 その9

林道の左側路肩が崩壊しています。ガードレールのポールの根元、本来は埋まっているはずの部分がはっきりと見えます。

愛媛県の林道 別子山付近 その10

林道に進入して15分、土砂崩れによりこの先通行不能です。

走行した未舗装路部分はおよそ8kmでしょうか?

後から計算してみると、時速35km程度でこの未舗装路を走破したことになります。これだけのスピードで未舗装路を走行できたことは、この林道自体がいかにフラットであったかをうかがい知ることができると思います。

(別子山付近の林道編 終わり)